氷菓(アニメ)を見始めたという話。

アニメ

京都アニメーションが制作したアニメの一つに「氷菓」というものがある。

原作は「古典部シリーズ」と呼ばれており、刊行は2001年から始まって、未だに続編が書かれているロングセラー作品である。そんな人気があるからこそ、アニメ化されたともいえる。

アニメは2012年に放送されており、それを今になって見始めたわけだが、約7年の間が空いていても特に違和感もなく、今のところ非常に完成度が高いと見ている。

とはいえ、全22話中たった2話までしか見ていないから、まだ何とも言えないのだけれども。

それにしても、やはり京アニは作画が恐ろしいほど綺麗で、かつ安定している。例え物語を度外視して、ひたすら映像だけに注視したとしても、それだけで楽しめてしまうぐらいにはクオリティが高い。

しかしそれに加えて、ストーリーも面白い。

原作は未読だが、映像から原作がどのような雰囲気なのかも何となく分かる。

とてもゆったりとしていて、あるようで無いような日常が描かれており、例えるなら絶叫マシンに乗っているような感覚では無く、風の心地よい日に気ままに散歩しているかのような、そんな速度感。それがとても僕の肌に合っていて、かつきちんと緩急もありとても面白い。

最も驚いた点で言えば、主人公「折木奉太郎」のCVが中村悠一さんだったこと。

アニメを見る前、主人公のビジュアルだけを知っていた時は、その風貌からおそらく内山昴輝さんあたりか、あるいはそういったタイプの声音だと思っていたのだが、いざ視聴したらあらびっくり。想像以上に低く太い声だった。

低く太いといっても、そこは中村悠一さんも心得ていて、彼にしては高い声で演じてはいた。けれども驚いたの最初だけで、すぐに慣れた。これは中村さんの演技力があったからこそだと言える。

どうして中村さんなのだろうと考えた時、主人公の友人である「福部里志」の存在が出てくる。

福部のCVは阪口大助さん。彼の代表作はと言えば言わずと知れた「銀魂」の「志村新八」だろう。阪口さんの声が割と高めであり、それに対しての「低さ」と「太さ」での中村悠一さんなのだろうか、と僕は考えたりもした。

あくまで僕の印象だが、この二人の声の対比が上手いことお互いを際立てているようにも思える。別に内山さんタイプの声でも良かったのだろうけれど、オーディションで中村さんが折木役を勝ち取ったのだと考えると、やっぱり対比だったのかぁ……と。

もちろん、僕の勝手な想像なので、おそらく真実とは程遠いと思う。

まだ2話なので、もう少し見たらまた更新します、たぶん。

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